28・29日 第26回東北農民運動交流集会が陸前高田市で開催され、私も西根農民組合の代表として参加してきました。
主催者を代表して、岩手県農民連の久保田彰孝会長が、「これまで全国の農民連は日本農業を守るため農産物の貿易自由化を阻止する戦いの先頭を担ってきた、今回の菅内閣が進めるTTPは究極の農業破壊であり絶対阻止しなければならない」と開会あいさつ!
その後、鈴木宣弘 氏 (東京大学教授)が「食と農の未来に向けて」をテーマに約90分間の講演!
鈴木教授は「食料の確保は、軍事・エネルギーと並んで国家存立の三本柱の一つであり、食料は「戦略物資」というのが、世界の常識!」
「農業政策は単なる農家保護政策なのではなく、国民一人一人が自らの食料をどう確保するか、そのための政策ではないか、この点で日本政府の認識があまりにも薄い!」などをユーモア交え講演!
つづいて、農民運動全国連合会の笹渡美夫氏が「春の大運動に向けた運動提起」をする!
笹渡氏は、菅首相が言っている「農産物の開国」なるものは、何の根拠もないもので、国民を欺いている。日本は既に先進国のなかでは、十分すぎるほど農産物の開国の国になっている。(下の表を)」
「アメリカは、戦略的な農産物の輸出大国で、輸出による赤字補てんを年間1兆円も使い生産者保護政策を行っている。 アメリカの言うがままに、TPPに参加したら日本農業は崩壊してしまう。
マスコミなどは、TPPの危険な本質をあまり報道しない。農民連が先頭に立ちTPPの本質を知らせる活動とTPP阻止の運動を広げようと呼びかける!
中里長門 陸前高田市長が来賓あいさつ!
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