今回の私の一般質問は、1つに「八幡平市国民健康保険税減免規則」を、恒常的な低所得者に対して減免できる実効性のあるもに改定することを求めました。
これに対して、市長は「来年4月からを目途に、現在減免規則の改正を検討中である」との回答でした。再質問で市民部長にその検討中の中身をただしましたが、検討中としか応えません。歯切れも悪く、実効性のある改正になるか不透明です。
2つ目は、新庁舎建設についてです。庁舎建設については、基本設計が発表されました。その中身は基本構想より約4億9千万円増額の29億7千万円です。
この事業費には庁舎建設基金10億の半分しか入っていません。基金の残り5億円も最後は使うと述べておりますから、この時点での総工事費は34億5千万円となります。一般質問ではこの点を確認しました。市長は「そう言われればその通りだ」と応えています。
庁舎建設構想の出発時点では総事業費は20億円でしたから、それが現時点で14億5千万円膨れ上ったわけです。
これまで市長は、「有利な財源を使うから市民に迷惑を掛けない」と言ってきましたが、これまで明らかになった事業費を見ると、一般財源からの持ち出しは、全体の半分である17億6千万円にもなります。
更に、近くにあるJR花輪線の北森駅を併設する予定です。
この事業費を聞いても「JRとの協議が終っていないのでその事業費は確定していない。来年3月には明らかになる」との答弁です。
この駅併設工事は100%市の負担になるものです。
まだあります。新庁舎周辺の道路整備です。3路線ほど新設工事や改良工事を行うようですが、明確には明らかにしません。市長は「この道路工事は新庁舎とは関係なく、一般的な道路工事だ」と答弁していますが、庁舎が建たなければ必要のない道路であることは、誰が見ても明らかです。
今後どこまで事業費が増えるのか大問題です?
これらの、新庁舎建設に関わる計画と事業費を、速やかに市民に明らかにするように強く求めました。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。